SBIバーチャルカレンシーズ(SBIVC)の取扱通貨を紹介します。
※追記※取引所オープン後、名称が「VCTRADE」となりました。
SBIバーチャルカレンシーズはオープン前の仮想通貨取引所ですが、現時点で取り扱うとされている通貨は
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- リップル
この3つの仮想通貨を取り扱うとされています。
それぞれの通貨の特徴や今後の追加通貨について解説します。
目次
SBIバーチャルカレンシーズとは
SBIバーチャルカレンシーズとは今年度中にオープン予定の新しい仮想通貨取引所です。SBIVCと示されていることもありますが同じ意味です。
2016年1月11日に設立されたSBIバーチャル・カレンシーズ株式会社はSBIホールディングスが100%出資しています。
SBIホールディングスは証券やFX、ネット銀行や海外送金など数多くの金融関連事業を展開しており、ネットユーザーの間では長年利用されている非常に有名な企業と言えます。
そのSBIホールディングスが100%出資している会社とだけあって、取引所の安全性や機能性が取引所開設前から大いに期待されています。
また2017年9月28日には金融庁から”想通貨交換業者”として認められているので、コインチェックのようなみなし業者ではなく国に認められた正式な仮想通貨取引所ということになります。
1月に起こったコインチェックのネムハッキング事件が記憶に新しいかと思いますが、SBIバーチャルカレンシーズはSBIホールディングスが長年培ってきた厚い信頼と安全性がバックに付いています。
安全性を求められている今の仮想通貨業界からは非常に需要のある取引所になっていくことが予想されます。
ビットコイン
ビットコインは仮想通貨を一躍有名にした通貨だといえるでしょう。
時価総額は最大で約21兆円となったこともあり、2位のイーサリアムに大きく差をつけ1位を長年維持し続けています。
現在はビックカメラやヤマダ電機など大手の家電量販店や一部の飲食店などで日本円ではなくビットコインで決済することができるようになりました。多額の現金を持ち歩く心配をすることなく、大きな買い物ができるようにりました。
ビットコインは2008年にサトシ・ナカモトと名乗る人物によって開発され、ウォレットと呼ばれるパソコン、モバイル端末、ウェブアプリケーション上のソフトウェアを使ってやり取りします。
ビットコインはブロックチェーンで信用を得た
ビットコインはブロックチェーン技術を利用している仮想通貨です。ブロックチェーンは分散型台帳技術とも呼ばれており、ユーザー同士でのビットコインのやり取り(取引)をすべて手帳のようなものに記録しているのです。
この技術を利用することで過去の取引記録の書き換えや不正が起こりにくくなります。
またその取引記録は誰でも見ることができます。
ビットコインは日本円を管理している中央銀行のような中央機関が存在しないので取引を全員で監視し合うことで安全性が保たれているのです。
日本円は鋳造や印刷することで増えますが、ビットコインは”マイニング”と呼ばれる作業をすることで新しいビットコインを増やすことができます。マイニングについては本サイトで詳しく説明しておりますのでそちらをご覧ください。
ビットコインは第三者を挟まず取引が可能なので決済手数料が格段に安いことでも有名です。
また決済に要する時間も短いので将来的にはクレジットカードに代わる決済方法になるのではないかとも言われています。
ビットコインキャッシュ
ビットコインキャッシュとは2017年8月にビットコインをもっとより良く使いやすくしようと考えられ作り出されたものです。
当時ビットコインに注目が集まるにつれて利用者数は増加したのですが、それに対応しきれず決済時間が従来よりも長くなってしまうという問題が起こりました。なぜならビットコインのブロックチェーンの各ブロックの容量が1MBしかなかったためです。
しかしビットコインキャッシュはその1つのブロックの容量を8MBにまで拡大することで、ビットコインで問題となっていた決済スピードが短縮されたのです。
現在、送金にかかる時間はビットコインが約1時間なのに対してビットコインキャッシュは大幅に短縮され約20分。手数料もビットコインと違い非常に安いのです。
ビットコインキャッシャは国内での多くの取引所で取り扱われていることからその信頼度と認知の高さがうかがえます。
リップル
リップルはあの世界的に有名な企業”Google”が投資したことでも有名です。
リップルの特徴強味は何といっても送金スピードの速さ・手数料の安さ・処理能力の高さです。
この3つはビットコインとは比べ物になりません。送金スピードに関しては数秒でやりとりが完了します。
また時価総額ランキングが2018年2月20日現在、3位で一時は2位のイーサリアムを抜いて2位になったこともあり、勢いを増している仮想通貨でもあります。
SBIホールディングスはリップル社と合同会社を設立しており、リップルに大きな期待を寄せていると考えられます。
またSBIグループの会長北尾氏もリップルを称賛するコメントをいくつか残しており、リップルは確実に取り扱われるのではないかと思われます。
2018年1月末にはSBIバーチャルカレンシーズで一部のユーザーに向けてではありますが試験的にリップルが販売されています。
SBIバーチャルカレンシーズの取扱通貨は随時追加予定
現在のところ取り扱い通貨数は先ほど紹介した”ビットコイン”・”ビットコインキャッシュ”・”リップル”の3種類のみとしか発表されておりません。
しかし最近ではイーサリアムを利用したICOが盛んに行われているということもあり、イーサリアムなどメジャーな通貨は今後徐々に取扱が開始されていくのではないかと予想されます。
SBIVC取扱通貨:まとめ
SBIバーチャルカレンシーズは、今か今かと取引所開設を期待されているにも関わらず開設日時を延期するなどユーザーを落胆させることもありました。
しかし、このような延期もSBIバーチャルカレンシーズは仮想通貨事業においてとても慎重に取り組んでいると予想できますし、取扱通貨についてもSBIバーチャルカレンシーズが今後絶対的に信頼できるものを選んでいるのではないかと考えられます。
先ほども書きましたが、コインチェックのハッキング事件を機に仮想通貨の安全性は今まで以上に重要視されるようになり、これからの最重要課題だといえるでしょう。
そのため、これまで長年の信頼実績を持つSBIホールディングスが100%出資する取引所とだけあってSBIバーチャルカレンシーズは今後間違いなく多くの仮想通貨ユーザーに利用される取引所になることが予想されます。
ユーザーが増えることにより取り扱い通貨の種類も多くなってくると思いますので今後に期待しましょう。