ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を購入するためには、販売所や取引所を利用しなければなりません。
今回は、GMOコインで仮想通貨を買うためにはどうしたら良いのか、使い方を解説します。
GMOコインは、金融庁より認可を受けている国内の仮想通貨交換業者です。GMOコインの口座を開設し、日本円を入金すると、その資金を元手に仮想通貨を購入することができます。
そんなGMOコインの使い方を、画像を交えて分かりやすく紹介していきます。
本記事を見ながら取引すれば、スムーズに通貨を購入できる内容になっています。
目次
5分で完了!
fa-chevron-circle-rightGMOコインの口座開設方法
GMOコインへ入金
GMOコインで仮想通貨を購入するためには、まず日本円を入金しなければなりません。
一旦入金すれば、その口座で現物取引と仮想通貨FX、両方の取引ができます。仮想通貨を購入する場合は、FXではなく、現物取引で行ってください。
FXでも買い注文は出せますが、FXは差金決済取引なので、仮想通貨の現物を受け渡してはもらえません。仮想通貨の現物を購入する場合は、必ず現物取引より目的の仮想通貨を購入しましょう。
まだGMOコインの口座を開設していない人や、入金方法は「GMOコインの口座開設から日本円入金までを画像付きでわかりやすく解説」を参考にしてください。
販売所と取引所の違い
GMOコインでは、販売所と取引所の二つが用意されています。
このうち、ビットコインは販売所と取引所、両方より購入することができます。ただし、アルトコインの購入は販売所でしか取り扱っていません。
さらに、販売所では取引手数料は基本無料ですが、取引所ではTaker手数料が0.01%かかります。Maker手数料は0%となります。
それら以外は特に違いはありません。
販売所 | 取引所 | |
取扱通貨 | 取扱通貨全て購入可能 | ビットコインのみ |
手数料 | 無料 | Taker手数料0.01% |
取引所ではFX(レバレッジ取引)ができますので、購入する際にはレバレッジ取引と間違えないように注意してください。
販売所は確かに手数料は無料ですが、スプレッドが取引所よりも広くなる傾向があります。スプレッドは常に変動しているので、必ずしも常に狭いとは限りませんが、取引所の方が販売所よりもスプレッドは狭くなるものです。
そのため、取引コスト全体で見ると、手数料がかかったとしても、取引所で購入した方が安くなることもあります。
ビットコインを販売所で買うか、それとも取引所で購入するかで悩んだら、スプレッドまで見て比較しましょう。
GMOコインの仮想通貨の買い方の大まかなルール
GMOコインの仮想通貨の買い方は、シンプルです。
まず欲しい仮想通貨の銘柄と数量を決めます。あとは買い注文を出すだけです。発注後、注文が成立すると約定となり、目的の仮想通貨を購入することができます。
注文方法は、販売所だと成行注文のみ、取引所では成行注文と指値注文のどちらかを選べます。
成行注文とは、リアルタイムのレートでそのまま購入する注文方法です。今すぐ仮想通貨を購入したい時に使用する注文方法です。
指値注文とは、指定した価格までレートが動いたら購入する注文方法です。例えば現在の価格が100万円で、99万円まで下落してから買いたいという時など、特定のレートで仮想通貨を売買したい時に指値注文を使用します。
指値注文を使用すれば、購入したい価格にまでレートが動いた時、確実に買えるというメリットがあります。ただし、そのレートまで動かないと、注文が入らないので、絶対に買えるとは限りません。
レートを問わずに確実に仮想通貨を買いたいなら成行注文、特定の価格でしか買いたくないなら指値注文をそれぞれ使い分けてください。
GMOコインの販売所の使い方
GMOコインの販売所より仮想通貨を購入する場合、まず画面左側にある「販売所」をクリックします。
次に、購入したい仮想通貨を選びます。販売所ではビットコインの他にイーサリアムやビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップルを購入できます。
購入したい仮想通貨をクリックすれば、選択できます。
仮想通貨を選択後、取引数量を決め、「購入」をクリックします。
取引数量は円で金額指定をするか、もしくはBTCで数量を指定するかのどちらでも大丈夫です。
例えば、ビットコインを日本円で500円分購入したいのであれば、「金額指定」をクリックし、空欄に500と入力します。
すると、500円で購入できるBTCの取引数量が下に表示されます。今回であれば、ビットコインの購入価格が367,903円なので、500円で購入できる取引数量は0.0013BTCとなります。
取引数量が決まったら、あとは「購入」をクリックするだけです。
クリック後、注文が成立すれば、目的の数量の仮想通貨を購入できます。
販売所でもビットコインは購入可能ですが、より有利なレートでビットコインを購入したい場合は取引所を使用しましょう。
GMOコインの取引所の使い方
取引所を使用する場合、画面左の取引所の下にある「現物取引」をクリックしてください。
クリック後、取引所に移行します。
画面の左側に板がありますので、そこでスプレッドを確認してください。
取引所でビットコインを成行注文で購入する場合、「成行」と空欄にチェックを入れてください。
チェックを入れた後、売買区分の「買」を選択。取引数量(BTC)の空欄に購入したいビットコインの数量を入力。最後に、「確認画面へ」をクリックし、買い注文を出し、約定すると購入することができます。
購入した記録は、画面下にある「直近の注文履歴」より確認することができます。
指値注文の使い方
取引所で指値注文をする場合、まず「成行注文」のチェックボックスを空欄にします。
さらに、売買区分で「買」を選択し、購入したいビットコインの取引数量を入力します。ここまでは成行注文と同じです。
指値注文では、購入したい価格を指定することになります。今回であれば、ビットコインの価格が約36万円なので、それよりも低い価格として35万円を入力しました。
注文レートを指定したら、「確認画面へ」をクリックし、注文を予約します。
指値注文の場合、発注をしてもすぐには購入できません。
この後、ビットコインの価格が落ち、35万円に到達したら、買い注文が出て、約定となります。
要するに今回のケースなら、価格が35万円まで落ちない限り、買えないということです。
指定した価格でビットコインを購入したい場合は、指値注文を使用しましょう。
取引所と販売所でスプレッドはどれくらい違うのか?
GMOコインでビットコインを購入する場合、取引所と販売所を選べるのですが、どちらで購入するのが良いのでしょうか?
アルトコインは販売所でしか購入できないので、悩む必要はありません。しかしビットコインの場合、購入するだけなら取引所の方が有利です。
というのも、GMOコインのスプレッド(購入時と売却時の価格差)は販売所よりも取引所の方が狭いからです。
例えばこちらは取引所の価格ですが、スプレッドは最小で約300円程度です。取引量が多くなるとスプレッドも広くなってしまうでしょうが、少量であれば狭いスプレッドで取引ができます。
他方でこちらは販売所のスプレッドです。
購入価格と売却価格の差が約7000円ほど離れています。取引所と比べると、販売所のスプレッドは20倍以上の開きがあることがわかります。
販売所は売買手数料が無料になりますが、このようにスプレッドが非常に広いため、取引所と比較をすると不利なレートを強いられやすいです。
このように取引所と販売所ではスプレッドに大きな違いがあるので、取引コストで考えるのであればスプレッドが狭い取引所で購入した方が安上がりでしょう。
アプリで購入(取引)する場合の注意点
GMOコインでは、仮想通貨FX専用のアプリとウォレットアプリの二つを提供しています。
このうち、ビットコインなどの仮想通貨をスマホで購入する場合は、ウォレットアプリを使用してください。
仮想通貨FX専用のアプリでは、仮想通貨の現物の購入はできません。取引用アプリとウォレット用アプリを間違えないように気を付けましょう。
スマホであっても、注文方法はパソコンと同じとなります。
GMOコインの仮想通貨FXの使い方
現物取引でも仮想通貨FXでも買い注文を入れることはできます。ただし、仮想通貨FXでは買いからだけでなく、売りからでも新規注文を入れることが可能です。
新規売り注文を入れると、例えば価格が暴落しているような場面であっても利益を得ることができます。
仮想通貨は常に価格が上昇するものではありません。時には下がることもあります。この価格が下落してる時に新規売り注文を入れれば、価格が落ちれば落ちるほど利益を得ることができます。
さらに、FXではレバレッジをかけることで、少額でも高額のトレードができるという特徴があります。
レバレッジをかけると、短期化で高収入を得ることもできるでしょう。ただし、リスクも倍増するので注意してください。
ここではGMOコインで仮想通貨FXの使い方を解説します。
仮想通貨FXで買い注文を入れる方法
GMOコインでレバレッジを活用し、より高額の買い注文を入れたい場合は、仮想通貨FXでトレードをすることになります。
GMOコインではビットコインの他に、アルトコインのFXも可能です。ただし、取引所はアルトコインに対応していませんので、アルトコインのFXをやりたい場合は画面左にある「仮想通貨FX」をクリックし、取引したい仮想通貨を選択してください。
仮想通貨を選択後、今すぐ買い注文を入れたい場合は注文タイプで「成行」を選択。売買区分は「買」。取引数量の空欄に、取引したいビットコインの数量を入力し、「確認画面へ」をクリックして、注文を行ってください。
この時、リスクを超えるような、無茶なトレードは控えてください。FXでは思惑を外すと、元本以上の損失が出ることもあるので、注意しましょう。
仮想通貨FXで新規売り注文を入れる方法
仮想通貨の価格が暴落している時、新規売り注文を入れることで、利益を得ることができます。
GMOコインの仮想通貨FXで新規売り注文を入れたい場合は、まず取引画面の売買区分のうち「売」を選択します。
次に、取引数量(BTC)の空欄に、取引したい数量を入力し、「確認画面へ」をクリックして注文します。成行注文なら、そのまま約定され、売りポジションを保有することができます。
売ポジションを保有した後に含み益が出たら決済注文を入れて、利確をしましょう。
決済注文は、画面上の「建玉一覧」より行えます。
レバレッジの変更の仕方
できるだけ低リスクなトレードをしたいなら、レバレッジを低めに設定しておきましょう。
レバレッジを変更したい場合は、FXの取引画面下にある「レバレッジ 変更する」をクリックします。
「変更する」をクリックすると、レバレッジを10倍から5倍まで下げることができます。
GMOコインでは、ビットコインならばレバレッジを最大の10倍と最小の5倍のどちらかに変更することができます。アルトコインの場合は、レバレッジは5倍で固定されています。
ただし、最大レバレッジは過去に何度も変更されたことがあるので、今後の状況次第ではまた変更されることもあるでしょう。
GMOコインの使い方:まとめ
GMOコインで仮想通貨を購入する方法、使い方を紹介しました。
GMOコインでは、販売所と取引所と仮想通貨FXがあります。
手数料がかからない販売所ならば、ビットコインだけでなく、アルトコインも購入できます。
手数料がかかる取引所では、ビットコインしか扱っていません。ただし、スプレッドが販売所よりも狭いため、より有利なレートで取引できるというメリットがあります。
より高額の利益を狙うなら、仮想通貨FXでレバレッジをかけることで、利益を何倍にも増やすことができます。ただし、FXでは思惑を外すと、想定以上の損失が発生するので注意してください。
仮想通貨を買うといっても、取引所と販売所、仮想通貨FXではそれぞれに違いがあるので、違いをちゃんと理解したうえでGMOコインを使いましょう。
GMOコインの販売所・取引所・仮想通貨FXの違い | |||
販売所 | 取引所 | 仮想通貨FX | |
買える通貨 | ビットコイン ビットコインキャッシュ イーサリアム リップル ライトコイン |
ビットコイン | ビットコイン ビットコインキャッシュ イーサリアム リップル ライトコイン |
手数料 | 無料 | takerのみ0.01% | 無料 |
スプレッド (購入時と売却時の価格差) |
広い | 狭い | 広い |
レバレッジ取引 | ✖ | 〇 | 〇 |
アプリ | ウォレットアプリ | ウォレットアプリ | 仮想通貨FX専用アプリ (ビットレ君) |
どれを使って購入するかは目的によって違うので、自分の目的に会った取引をしましょう。
5分で完了!
fa-chevron-circle-rightGMOコインの口座開設方法