10月の時価総額ランキング

2017年10月最新の仮想通貨時価総額ランキングを発表します。

仮想通貨全体的に価格変動が落ち着きを見せていますが、中には急上昇・急下落している通貨もあるので、今回はそういった大幅な変動をみせている通貨を中心に紹介したいと思います。

先月は時価総額30%~300%上昇を見せていた仮想通貨が多く見られましたが、今月はどのような状況になっているのでしょうか。

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2017年10月の時価総額ランキング

※2017年10月2日現在

順位(前月位) 仮想通貨(単位) 時価総額 前月比 ※概算 通貨価格 前月比※概算
1位 (1位) ビットコイン (BTC) 8兆1309億6116万円 6%↓ 48万9855円 6%
2位 (2位) イーサリアム (ETC) 3兆1428億9102万円 22%↓ 3万3111円 23%↓
3位 (4位) リップル (XRP) 8593億1808万円 20%↓ 22.41円 20%↓
4位 (3位) ビットコインキャッシュ (BCH) 7610億801万円 30%↓ 4万5720円 30%↓
5位 (5位) ライトコイン (LTC) 3201億6413万円 27%↓ 6019円 27%↓
6位 (7位) ダッシュ (DASH) 2655億5661万円 17%↓ 3万4978円 17%↓
7位 (6位) ネム (XEM) 2389億1697万円 26%↓ 26.54円 26%↓
8位 (10位) ネオ (NEO) 2089億7305万円 18%↑ 4180円 18%
9位 (8位) アイオタ (MIOTA) 1885億4826万円 30%↓ 67.83円 30%↓
10位 (9位) モネロ (XMR) 1535億2876万円 33%↓ 1万126円 33%↓
11位 (11位) イーサリアムクラシック (ETH) 1352億1542万円 22%↓ 1408円 22%↓
12位 (15位) ビットコネクト (BCC) 1047億5291万円 6%↑ 1万5252円 6%
13位 (12) オミセゴー (OMG) 1007億7650万円 24%↓ 1025円 24%↓
14位 (14位) クオンタム (QTUM) 770億6355万円 32%↓ 1305円 32%↓
15位 (16位) リスク (LSK) 692億6795万円 29%↓ 612円 28%↓
16位 (19位) ゼットキャッシュ (ZEC) 662億3496万円 2%↑ 2万8696円 2%
17位 (ー) カルダノ(ADA) 605億4053万円 ※新規 2.49円 ※新規
18位 (18位) ウェーブス (WAVES) 542億7950万円 17%↓ 542円 17%↓
19位 (26位) テザー (USDT) 479億4922万円 36%↑ 109円 35%↑
20位 (17位) ストラティス (STRAT) 443億2427万円 45%↓ 449円 ※新規
21位 (24位) スティーム (STEEM) 369億522万円 10%↓ 152円 11%↓
22位 (ー) カイバーネットワーク (KNC) 310億5455万円 ※新規 225円 ※新規
23位 (ー) アーク (ARK) 294億7505万円 ※新規 301円 ※新規
24位 (22位) イオス (EOS) 292億7280万円 35%↓ 77.2円 34%↓
25位 (ー) ガス (GAS) 292億6332万円 ※新規 3441円 ※新規
26位 (13位) エイチシェア (HSR) 286億1699万円 77%↓ 850円 78%↓
27位 (20位) テンエックス (PAY) 283億9411万円 42%↓ 271円 42%↓
28位 (29位) バット (BAT) 282億169万円 13%↓ 28.2円 13%↓
29位 (21位) バイトコイン (BCN) 276億3686万円 42%↓ 0.15円 40%↓
30位 (ー) ソルト (SALT) 267億7687万円 ※新規 786円 ※新規

※こちらの表はCryptocurrency Market Capitalizationsを参考に作成しました。

※仮想通貨の価格について

ランキング表に参考情報として仮想通貨価格も記載しています。

仮想通貨価格は1コインの価格を表していて、1コインの価格×発行通貨枚数=時価総額となります。

発行通貨枚数は仮想通貨によって様々なので、通貨価格が高ければ価値が高いということではないので注意してください。

全体的に下落傾向を見せる

時価総額の前月比較を見ると全体的に数10%ほど下落傾向にあります。

ビットコインこそ-6%の下落に留まっていますが、イーサリアムが-22%でリップルが-20%と二桁の下落となっています。

下落の大きな要因としては中国による仮想通貨規制が大きな原因だと思われます。中国当局がICOや取引所に規制を行ったことで中国国民が仮想通貨を手放す動きが見られ、価格が下がったことで時価総額も全体的に下がっています。

現在では中国の仮想通貨取引量シェアは非常に少なくなっていますが、多くのマイナーが存在することから中国の動きは仮想通貨に大きな影響を与えます。

しかしながら、9月半ばの中国の規制発表直後は今よりも下落率が高かったので、現在では徐々に回復傾向にあり9月前半の状況に戻る日もあまり遠くはなさそうです。

1位2位は変わらずビットコインとイーサリアム

イーサリアム

1位のビットコインと2位のイーサリアムは不動のツートップとして今月も他の通貨を引き離してランクインしています。

ビットコインの時価総額が約8兆円でイーサリアムが約3兆円なのでこの2つの通貨には大きな差があり、逆転するにはよほど大きな事件が無い限りは難しいでしょう。

ビットコインは11月にブロックサイズの引き上げ計画が待ち受けているので、そこをどのように切り抜けるかがカギになってくるでしょう。

参考:11月のビットコイン分裂はある?これまでの経緯と今後についてのまとめ

イーサリアムは最近大きな話題が見られないので、飛躍するためにはヴィタリック・ブテリン氏の施策が期待されるところです。

3位に返り咲いたリップル、4位に戻ったビットコインキャッシュ

リップル

最新のランキングでは3位にリップルが返り咲きビットコインキャッシュと入れ替わりました。

リップルの下落率が20%でビットコインキャッシュの下落率が30%なので、リップルの評価が上がったのではなくビットコインキャッシュの評価が大きく下がったと言えます。

ビットコインキャッシュは8月の分裂直後から6万円前後の価格をキープしていましたが、ここ最近は4万円台に停滞しています。

下落した詳しい原因は不明ですが、ビットコインキャッシュ独自の価値があまり感じられないことが一つの原因かなと思っています。あくまでビットコインの派生通貨なので、ビットコインよりも優れている所を証明できない限りは大きく時価総額をのばすことは難しいと感じています。

リップルに関しては、ここ数ヶ月ずっと20円台前後をキープしていて大きな価格変動もないので安定期に入っている印象を持ちます。他の通貨がビットコインの価格に影響を受けるなか、リップルはほとんど価格変動が無いので自立した通貨になれていると思います。

時価総額を伸ばしたネオが8位にランクイン

ネオ

時価総額が下落する通貨が多いなかネオは前月比で18%上昇して8位にランクインしました。

ネオは中国の仮想通貨なので規制をモロに受けると思われましたが、逆に価格を上げる結果となりました。

仮想通貨ネオ(NEO)とは

他に時価総額を伸ばした通貨は以下の通貨です。

  • ビットコネクト
  • ゼットキャッシュ
  • テザー

これらの通貨はポジティブなニュースが出て全体的な下落の影響を受けずに時価総額を伸ばしています。

まとめ

中国の仮想通貨規制の影響で全体的に時価総額が下がっていますが、回復傾向にあるので来月の時価総額ランキング発表では今月より上昇した通貨が多くみられると思います。

このような状況の中で時価総額を維持・上昇している仮想通貨は今後も更なる上昇が見込まれる通貨なので注意してチェックしておくべきでしょう。

日本では今月にテックビューロの「COMSA」がリリースされます。COMSAにはビットコイン・イーサリアム・ネムが使用されるので、この3つの仮想通貨の値動きにも注目が集まります。

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