仮想通貨を始めようと思っても、何から手を付ければ良いか分からないと思います。
本記事では、仮想通貨を始める際の手順や必要事項、仮想通貨を始めるにあたっての情報収集や仮想通貨の購入方法・保管方法を分かりやすく解説していきます。
目次
まずは仮想通貨を知る
仮想通貨を始めるにあたり、まずは仮想通貨のことをよく知ることから始めましょう。
仮想通貨のことを理解しないまま手を出すと大きな損害を被る可能性があるので、web上の記事や書籍を読んで仮想通貨について勉強しましょう。
調べ始めは分からない言葉が多く理解できないこともありますが、いくつも見ていると何度も同じ言葉が出てくるので、頻出ワードや分からない言葉の意味を一つ一つ調べていくと自分の中に知識として蓄積されていくので、どんな記事を読んでも理解できるようになります。
参考記事
仮想通貨をよく分からないまま購入すると間違った買い方をしたり詐欺に遭ったりする可能性があるので、自らしっかりと学習したうえで仮想通貨を始めましょう。
Twitterで情報収集
Twitterなどでも仮想通貨の議論が頻繁に行われているので、仮想通貨を始める際は必ずTwitterを活用しましょう。
Twitterにはでたらめな書き込みをしている人も多いですが、著名人やフォロワー数が多い人は価値のある情報を提供してくれます。
参考記事
仮想通貨を購入しよう
ある程度仮想通貨のことが理解できたら、次は実際に仮想通貨を購入してみましょう。
仮想通貨の購入方法は非常に簡単です。誰でもすぐに購入できます。
現在仮想通貨を入手する方法は
- 仮想通貨取引所から購入する
- マイニングして手に入れる
- 他人から譲ってもらう
これらの方法のいずれかで仮想通貨を入手することができます。
しかし、マイニング作業を行うには設備を整える必要があり時間もお金もかかります。他人から譲ってもらうのも現実的ではありません。
そのため、現在仮想通貨を所持している人の大半が仮想通貨取引所から購入しています。
仮想通貨取引所とは
仮想通貨取引所とは、仮想通貨の取引の場を提供・仮想通貨を販売する会社です。
取引はユーザー同士のやり取りで、販売は会社から仮想通貨を購入することです。
仮想通貨取引所から仮想通貨を購入する手順は以下の通り
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- 日本円を仮想通貨取引所に入金する
- 仮想通貨を購入する
この3ステップであなたは仮想通貨を手に入れることができます。
口座開設には1週間程度かかりますが、口座を持つとすぐに仮想通貨を購入することができます。
仮想通貨取引所は日本だけでも20社以上あり、それぞれ取引所の特色があって取り扱っている仮想通貨の種類が異なります。
仮想通貨取引所は販売所も兼ねている
仮想通貨取引所は取引所業務だけではなく販売所業務も行っている会社が大半です。
取引所とはユーザー同士のやり取りを行う場、販売所は仮想通貨を会社から購入します。
取引所と販売所の大きな違いとしては仮想通貨の価格が異なることです。
取引所ではユーザー同士のやり取りなのでお互いが納得できる価格で売り買いできます。しかし販売所では会社の提示した価格でしか売り買いできません。販売所では相場価格より高く買い、相場より低く売る傾向にあります。
そのため、適正価格でやり取りしたければ取引所を利用しましょう。しかし、取引所では取り扱っている通貨種類が少ないため、仕方なく販売所で売買するケースも多くあります。通貨の設定は会社が決めていることなので、そこは相手の条件を飲むしかありません。
20社以上の仮想通貨取引所の中から、利用者数の多い取引所をいくつか紹介しておきます。
ビットフライヤー
仮想通貨取引所の中でユーザー数と取引量が最も多い会社です。
2014年から取引所業務を行っているので実績もあり信頼度の高い取引所の一つです。
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GMOコイン
東証一部上場企業のGMOグループが運営する仮想通貨取引所です。
2017年に運営開始したばかりですが、利用者を急激に増やしています。母体会社の大きさと金融関係のノウハウがあるので今後が期待できる取引所です。
この2つの取引所以外にもZaifやDMMbitcoinなども多くの人に利用されています。今後SBIバーチャルカレンシーズもオープンする予定なので、いくつかの仮想通貨取引所を調べた上で、どの会社から仮想通貨を購入するのか決めましょう。
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仮想通貨購入後は個人のウォレットで保管
取引所で仮想通貨を購入すると、購入した仮想通貨は取引所のウォレットで保管されることになります。
仮想通貨はインターネット上に存在するので、ハッキングなどで盗難に遭う可能性がありますが、取引所のウォレットに入れていてもハッキングの可能性は十分にあります。
実際、2018年1月に起こったコインチェックのNEMハッキング事件では、取引所のコインチェックのウォレットが攻撃を受けてNEMが流出してしまいました。この件はコインチェックのウォレットの管理状態に問題がありました。オフラインのコールドウォレットではなくオンラインのホットウォレットでNEMを保存していたからです。
このような事態を避けるためには自分のウォレットで保存することです。
仮想通貨のウォレットにはいくつか種類があります。
- webウォレット(ホットウォレット)
- デスクトップウォレット(ホットウォレット)
- モバイルウォレット(ホットウォレット)
- ペーパーウォレット(コールドウォレット)
- ハードウェアウォレット(コールドウォレット)
保管方法としてセキュリティが高いのはインターネットと接続しないペーパーやハードウェアなどの「コールドウォレット」です。オフラインなのでハッキングされる心配が一切ありません。後述しますがペーパーウォレットよりもハードウェアウォレットをおすすめします。
webウォレットやデスクトップウォレットはインターネットに接続した状態で保管する方法なので、不正にアクセスされる可能性があります。コインチェックは大量の通貨を保管していたので狙われやすい状態だったので、保管量が少なければ狙われる可能性は低いですが、可能性があるという点であまりおすすめはできません。
コールドウォレットであるペーパーウォレットとハードウェアウォレットの違いを紹介します。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットは仮想通貨を用紙のQRコードに残して保管するウォレットです。
仮想通貨取引所で購入した仮想通貨をQRコードでデータ化して残すことが出来ます。
引用:コールドウォレット・ペーパーウォレットの作成方法〜ビットコインを保管 | 仮想通貨の投資方法
一度ペーパーウォレットに送信してしまえばその後はオフラインで保管することになるので、ハッキングに遭うことはありません。
注意点としては紙の保管方法です。ペーパーウォレット化した用紙を無くしてしまえばあなたの保有していた仮想通貨ごと紛失してしまいます。また、紙なので印字されたQRコードがかすれたり汚れてしまった場合も使用できなくなります。
そのため、長期的に保管する場合にはペーパーウォレットは適しません。
仮想通貨の保管方法として最もおすすめなのは「ハードウェアウォレット」で保管することです。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは仮想通貨を専用の機器で保管するウォレットです。USBウォレットなどとも呼ばれます。
仮想通貨取引所で購入した仮想通貨を専用の機器に送ることで通貨を移動してハードウェアウォレットで保管できます。送信する際は一旦ネットに接続する必要がありますが、送信後は常にオフラインで保管できます。
大きさはUSBメモリー程です。パソコンにケーブルでハードウェアウォレットを接続して移動させます。
ハードウェアウォレットは、ペーパーウォレットと違い劣化の心配がありません。
また、万が一機器が故障や破損した場合でも「リカバリーフレーズ(秘密キー)」を発行しておくとデータを復元させることができます。
参考:ハードウェアウォレットは簡単に使える? | Hardwarewallet
リカバリーフレ―ズは24の単語の組み合わせからできていて、記憶するのは難しいので紙かデータで残しておきましょう。リカバリーフレーズをどこに記載したか忘れないように、複数の場所で残しておいてください。
ペーパーウォレットと違い、劣化の心配がなく紛失した場合でも復元手段があるので、ハードウェアウォレットはペーパーウォレットよりも保管方法として優れています。
そのため、仮想通貨を購入した際はハードウェアウォレットに送って保管しましょう。
仮想通貨の始め方:まとめ
今回の記事では仮想通貨の情報収取から購入~保管方法までを紹介しました。
仮想通貨はリスクが高いので事前の情報収集を綿密に行い、購入時も「どこで買うか」より「どうやって保管するか」が重要になります。
仮想通貨のことをよく理解した上で購入し、仮想通貨を買えたからそれで終わりではなく、その後の保管方法までしっかりと決めた上で始めるようにしましょう。