2018年1月の仮想通貨の時価総額ランキングTOP30を発表します。
昨年末から仮想通貨全体的に上昇傾向が見られましたが、時価総額ランキングに変動はあったのでしょうか。
先月の時価総額ランキングと比較して上昇率も記載していますので是非ご確認ください。
また、上昇率の高かった仮想通貨などは上昇した理由も分析して紹介しています。
目次
仮想通貨時価総額ランキングTOP30 2018年1月
※2018年1月5日状況
順位 (先月順位) |
仮想通貨 (正式名称/単位) |
時価総額 ※概算 (先月の時価総額) (先月比割合) |
1通貨の価格 ※概算 (先月の価格) |
1位 (1位) |
ビットコイン (Bitcoin/BTC) 発行枚数:約1670万枚(上限2100万枚) |
28兆3910億4199万円 (21兆4161億697万円) 32%UP↗ |
169万1646円 (128万950円) |
2位 (4位) |
リップル (Ripple/XRP) 発行枚数:1000億枚 |
13兆7070億4450万円 (1兆798億7498万円) 1169%UP↗ |
354円 (27円) |
3位 (2位) |
イーサリアム (Ethereum/ETC) 発行枚数:約9670万枚(上限未定) |
11兆3391億7411万円 (5兆115億4233万円) 126%UP↗ |
11万7150円 (5万2136円) |
4位 (3位) |
ビットコインキャッシュ (BitcoinCash/BCH) |
4兆4421億1158万円 (2兆9258億3810万円) 51%UP↗ |
26万2936円 (17万3774円) |
5位 (9位) |
カルダノ (cardano/ADA) |
3兆1261億3838万円 (3936億8130万円) 694%UP↗ |
121円 (15円) |
6位 (ランク外) |
トロン (TRON/TRX) |
1兆7485億9684万円 |
26円 |
7位 (12位) |
ネム (NEM/XEM) |
1兆6591億6079万円 (2801億3040万円) 492%UP↗ |
184円 (31円) |
8位 (15位) |
ステラ (StellarLumens/XLM) |
1兆4841億858万円 (1842億1520万円) 705%UP↗ |
83円 (10円) |
9位 (8位) |
ライトコイン (Litecoin/LTC) |
1兆4801億9310万円 (6048億3895万円) 144%UP↗ |
2万7098円 (1万1176円) |
10位 (5位) |
アイオタ (IOTA/MIOTA) |
1兆2630億4329万円 (7626億8615万円) 65%UP↗ |
454円 (273円) |
11位 (6位) |
ダッシュ (Dash/DASH) |
1兆564億2460万円 (6561億5086万円) 61%UP↗ |
13万5451円 (8万4857円) |
12位 (13位) |
ネオ (NEO/NEO) |
7466億8880万円 (2769億3380万円) 169%UP↗ |
1万1487円 (4260円) |
13位 (14位) |
イオス (EOS/EOS) |
7032億1311万円 (2241億8458万円) 213%UP↗ |
1205円 (443円) |
14位 (10位) |
モネロ (Monero/XMR) |
6877億3284万円 (3424億9780万円) 100%UP↗ |
4万4184円 (2万2192円) |
15位 (ランク外) |
ライブロックス (RaiBlocks/XRB) |
5075億3287万円 | 3809円 |
16位 (7位) |
ビットコインゴールド (BitcoinGold/BTG) |
4962億2071万円 (6120億1109万円) 19%DOWN↘ |
2万9631円 (3万6675円) |
17位 (17位) |
クオンタム (Qtum/QTUM) |
4567億3360万円 (1083億9816万円) 321%UP↗ |
6189円 (1470円) |
18位 (11位) |
イーサリアムクラシック (EthereumClassic/ETH) |
4135億7666万円 (3331億3919万円) 24%UP↗ |
4182円 (3396円) |
19位 (ランク外) |
アイコン (ICON/ICX) |
3114億5808万円 | 822円 |
20位 (ランク外) |
バージ (Verge/XVG) |
2838億2886万円 | 19円 |
21位 (16位) |
ビットコネクト (BitConnect/BCC) |
2814億6535万円 (1160億2292万円) 142%UP↗ |
4万5666円 (3万6419円) |
22位 (19位) |
リスク (Lisk/LSK) |
2748億8875万円 (1011億6740万円) 171%UP↗ |
2356円 (875円) |
23位 (ランク外) |
ビットシェアーズ (BitShares/BTS) |
2343億809万円 | 89円 |
24位 (18位) |
オミセゴー (OmiseGo/OMG) |
2268億1712万円 (1083億4780万円) 109%UP↗ |
2223円 (1061円) |
25位 (ランク外) |
ステータス (Status/SNT) |
2210億7023万円 | 63円 |
26位 (26位) |
アーダー (Ardor/ARDR) |
2210億3483万円 (600億925万円) 268%UP↗ |
221円 (60円) |
27位 (20位) |
ゼットキャッシュ (Zcash/ZEC) |
1904億4591万円 (1000億4531万円) 90%UP↗ |
6万3730円 (3万6253円) |
28位 (ランク外) |
スティーム (Steem/STEEM) |
1768億7195万円 | 719円 |
29位 (25位) |
ポピュラス (populous/PPT) |
1756億8316万円 (606億1930万円) 189%UP↗ |
4747円 (1469円) |
30位 (ランク外) |
バイトコイン (Bytecoin/BCN) |
1740億4381万円 | 0.94円 |
参考:Cryptocurrency Market Capitalizations
仮想通貨の時価総額は
「通貨の総発行枚数×1コインの価格」
この合計額になっています。したがって、1コインの価格が高いからといって発行枚数が少なければ時価総額も低くなり逆もまたしかりです。通貨の価格が安いからと言ってその通貨の価値が低いと判断するのも危険なので注意しましょう。
8つの通貨が新しく仮想通貨ランキングTOP30にランクイン
新しくランクインした仮想通貨
- トロン(TRX)・・・今月6位
- ライブロックス(XRB)・・・今月15位
- アイコン(ICX)・・・今月19位
- バージ(XVG)・・・今月20位
- ビットシェアーズ(BTS)・・・今月23位
- ステータス(SNT)・・・今月25位
- スティーム(STEEM)・・・今月28位
- バイトコイン(BCN)・・・今月30位
ランク外に落ちた仮想通貨
- テザー(USDT)・・・先月21位
- エイチシェア(HSR)・・・先月22位
- ストラティス(STRAT)・・・先月23位
- ウェーブス(WAVES)・・・先月24位
- ネクスト(NXT)・・・先月27位
- モナコイン(MONA)・・・先月28位
- オーガー(REP)・・・先月29位
- アーク(ARK)・・・先月30位
先月との比較で8つの通貨が入れ替わる結果となりました。先月の20~30位にいた通貨の多くがランク外となっているので、今月の通貨からもTOP30を外れる通貨がいくつか現れるかもしません。
第2の仮想通貨バブル?ほとんどの通貨価格が暴騰
時価総額の上昇率に目を向けるとほとんどの通貨が先月よりも上昇しており、さらに上昇率が100%を超える通貨も多く見られました。
先月までは時価総額が上がる通貨もあれば下がる・維持する通貨も多かったのですが、今月の上がりようには多くの方が衝撃を受けたのではないでしょうか。
地上波のニュースで仮想通貨の話題が取り上げられることも多くなり、中には「今は仮想通貨バブルだ」と言っている人も多々見受けられました。
昨年2017年の5月に多くの仮想通貨が急激な上昇を見せた際にも「バブル」という表現が使用されていましたが、今回の冒頭劇はそれに近いものがあったということでしょう。
5月の上昇の際は日本の仮想通貨法が原因だったと言われていますが、今回はそれほど大きな出来事も無く暴騰理由は様々なものが見られました。
年末だったということでボーナス特需もあったかもしれませんが、仮想通貨界に法定通貨が多く流入してきたことは仮想通貨界の今後に明るい要素となったでしょう。
仮想通貨時価総額ランキング2位にリップルが登場!
1位になったのはお馴染みのビットコインです。先月よりも若干価格をあげていますが、現在では一先ず落ち着いた状態といったところでしょうか。
特筆すべきは2位にランクインした「リップル(XRP)」です。先月までイーサリアムが2位の椅子に長らく座っていましたが、ここにきてリップルの時価総額が先月比1169%アップして一気に先月の4位から2位に駆け上がりました。
半年ほど20円~30円台をうろうろしていたリップルですが、ここにきて急激に花を咲かせました。
リップルの価格が急上昇した理由としては12月8日にリップル社がロックアップを発表したからだと言われています。リップル(通貨)はリップル社(会社)が550億枚以上の大量のリップルを所有していることから、リップル社の大量放出による通貨価格下落が懸念されていたことからあまり価格を上げていなかったのですが、このロックアップ発表後から凄まじい上昇を見せました。
ロックアップに関しての詳細はこちら→リップル(ripple) のロックアップの仕組みと情報まとめ
元々高いポテンシャルを持っていると言われ人気の高いリップルではありましたが、ここにきてリップルホルダーも信じて来た甲斐があったのではないでしょうか。
リップルと似た特性を持つネム(NEM)も先月比492%アップとかなり時価総額を伸ばしているので、今後この2つの通貨の動向には要注目です。
リップルとネムは仮想通貨取引所コインチェックで購入することができます→コインチェックの口座を開設する
仮想通貨トロンがいきなり時価総額ランキング6位に
仮想通貨トロン(TRX)が初登場でいきなり時価総額ランキング6位にランクインしました。
時価総額はなんと1兆7000万円越えと壮大な規模を誇っています。
トロンの特徴
TRON(トロン)は中国のICO通貨で、コンテンツエンターテイメントを発展させるために、中国で生まれた仮想通貨(アルトコイン)であり、ジハン・ウー氏(仮想通貨業界で有名な人物で中国の方)が投資をしていたことから、Binance(バイナンス)でのICO時には、ものの30秒で完売した人気通貨です。(将来性が高く評価されている)
現在ではICO時の値段から30倍以上の大幅な値上がりを見せています。
TRON(トロン)の具体的なシステムは分散型ストレージ(たくさんのサーバーをつなげることで、大規模な仮想ストレージを作成する仕組み)と、ブロックチェーン技術を用いることで、世界的なエンターテイメントシステムを構築することを目指す、ブロックチェーンベースの分散型プロトコルだということです。
トロンはPeiwoやObikeといった1000万人規模が利用しているサービスに導入されているようなので、ニーズも確率しており今後長らく時価総額ランキング上位に名を連ねてくると思います。
発行枚数は1000億枚でリップルと同じ枚数発行されています。リップルが1コイン300円以上の値段を付けているので、トロンも今後同じくらいは価格を伸ばす可能性があるのではないでしょうか。
仮想通貨の規制が厳しい中国産のトロンですが、かなりポテンシャルが高そうなので目を付けておいた方が良いでしょう。
まとめ
昨年末から多くの仮想通貨が時価総額をアップさせましたが、今月に入ってからは一先ず落ち着いてきたような印象です。バブル状態も一旦目途が立ったのではないでしょうか。
この波に乗れた方は大きな利益を得ることができたと思いますが、ここに乗り遅れた人もいるでしょう。そんな人は今回のランキングに載っていないような時価総額が低い通貨を狙ってみると面白いかもしれません。もしかしたら6位のトロンのように急激に時価総額を伸ばす通貨が眠っているかもしれません。
また、落ち着いたと思ったのも束の間でまた第2・第3の波が襲ってくる可能性も十分に考えられるので、その時に備えて準備しておいてはいかがでしょうか。