仮想通貨投資のリスクについて

仮想通貨に投資する際に理解しておかなければいけないのが「投資リスク」の問題です。

投資というものはさまざまなリスクがあり、それをいかに回避するかが重要です。またどれくらいのリターンを得られるならどれくらいのリスクを容認するか?(リスクリターン)も考えなければいけません。

本記事では仮想通貨投資を行う際のリスクについて紹介します。

 

 

仮想通貨に投資を行う際のリスク

仮想通貨投資を行う場合、まだ市場が未完成のため他の投資にはないリスクがあります。仮想通貨の歴史も浅ければ取引所・法律に関してもここ数年にできたものばかりです。

ただ、他の投資にはない莫大なリターンの可能性を秘めているのも事実です。

株式やFXの世界も一昔前まではさまざまなリスクがありました。しかし市場参加者が増えるにつれ、法整備なども徹底され誰もが安心して参加できる市場になりました。

そんな中、市場参加者が増加・安心して参加できるようになるとファンドなどの大手が利益を出せる一方で、なかなか個人の投資で利益を出せにくくなってるのが現状です。

仮想通貨の投資はまだ大きなファンドなどが参入していないため、個人の投資家にとっても大きな利益を得るチャンスでもあります。

ここではまず仮想通貨投資にはどのようなリスクがあるのかを説明します。

 

1.仮想通貨の価値暴落の可能性

仮想通貨価格の価値暴落の可能性

まず最初に、保有している仮想通貨の暴落の可能性または消滅の可能性です。

これは株やFXでも起こりうることで誰しもが理解していることかと思います。

仮想通貨と歴史の浅い株式会社の株などは似ており価格の上下が激しく、また保有している仮想通貨・株が消滅する可能性もあります。

現在最も時価総額が多く安定している仮想通貨が「ビットコイン」になります。ただし安定しているといっても仮想通貨の中での話で、一日単位で20%程度暴騰・暴落するということも普通に起こります。

したがって、自分が保有している仮想通貨の価値が大幅に減る可能性があることを常に意識しておきましょう。

 

2.取引所の倒産及び不正

取引所の倒産及び不正

次に仮想通貨取引所の倒産・不正のリスクです。

これは皆さんも記憶に新しいかと思いますが、日本最大の仮想通貨取引所であった「マウントゴックス社」の破産です。マウントゴックス社は外部からの攻撃により顧客の仮想通貨を盗まれたと言っていますが、社内の不正との噂もあり真相は闇の中です。

保有している仮想通貨を取引所に保管していた場合このようなリスクがあります。

しかしこのリスクは、保有している仮想通貨を自身のウォレットなど外部で保管するなどして未然に防ぐことができます

ただし仮想通貨投資をする場合トレードなどで売買することがあるため、その際は一時的に取引所を通さなければいけませんが、基本的には保有している大半の仮想通貨は外部のウォレットに保管しておくのが良いでしょう。

 

3.仮想通貨投資詐欺

仮想通貨投資詐欺

続いて気を付けなければならないのが仮想通貨詐欺です。

詐欺といっても様々あります。下記に代表的な詐欺を掲載しておきます。

詐欺師からすると、まだ世間一般の知識や認知度がないというのは騙しやすい分野です。まさに昨今の仮想通貨業界では詐欺が横行しており、投資を行う際は詐欺かどうかを見極めることが重要です。

投資をする際は「〇〇さんがやっているから大丈夫」とか「サイトに書いてあったから大丈夫」と単純に信用するのではなく、ちゃんとした裏付けを取ってから投資するように心がけましょう。

 

■投資セミナー詐欺

 

■HYIP(高収益投資プログラム)

 

4.税金問題

税金問題

続いて税金に関する問題です。

2017年9月現在、日本の法律では仮想通貨は雑所得になり総合課税になるため、最大で45%もの税金がかかります。また損益の繰り越しもありません。

仮想通貨(総合課税) FX(申告分離課税) 株(申告分離課税)
所得税 5~45% 15% 15%
住民税 10% 5% 5%
損益繰り返し なし 3年間 3年間
その他 【NISA】
5年間最大600万円まで
株式の値上益や配当金は非課税

 

一覧にすると税制の面では仮想通貨は株やFXに比べ非常に不利です。ただしこれはまだ仮想通貨法ができて間もないことが原因でもあります。

FXも最初は仮想通貨と同じで総合課税でした。FXは2012年から申告分離課税になり最大で20%の税負担の変更になりました。

私の今後の予想では仮想通貨も法改正が進み、株式やFXと同等の申告分離課税になるのではないかと思っています。

※米国ではビットコインでの少額決済の場合非課税にするという法案が提出されています。(2017年9月現在)

 

5.盗難・ハッキング

盗難・ハッキング

最後は盗難やハッキングに関するリスクです。

仮想通貨を取引所や自分のウォレットに入れていると盗難やハッキングを行われる可能性があるので、自分でセキュリティを保つ必要があります。

当たり前のことになりますが、取引所のパスワードの管理やウォレットの管理はしっかりと行いましょう。

パスワードの管理ですが、仮想通貨の取引所は必ず2段階認証をしてください。2段階認証をせずに万が一自分のアカウントに不正が起きた場合、全ての責任は自分になります。

また、ウォレットはハードウォレット・ペーパーウォレットなど自分で管理するものがあります。万が一紛失した場合に保有している仮想通貨を二度と取り出せないなどの事態を引き起こしかねません。パスワードは一覧にしてオフラインで管理するようにしましょう。ウォレットはバックアップできるものは必ずしておきましょう。

 

まとめ

ここでは仮想通貨に投資する上でのリスクをお伝えしてきました。

仮想通貨投資のリスクということで特に気を付けなければいけないのが「仮想通貨詐欺」でしょう。

もちろん他の投資でも詐欺は多いですが、こと仮想通貨では知識のない人を狙った詐欺が多く気を付けなければいけません。金融系の雑誌での仮想通貨で儲かるように煽った本や有名人を使ったセミナーなどに惑わされず、正しい知識と判断力を身に付け投資するようにしましょう。

最後に、投資というものは必ず利益が出るものではないことを理解したうえで仮想通貨投資を行うようにしましょう。