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【真犯人が逮捕!?】マウントゴックスのビットコインを盗んだのは社長じゃなかった!?

投稿日:2017/07/28 更新日:

2014年に大量のビットコインが紛失した通称「マウントゴックス事件」が急展開を見せています。

大量のビットコインを盗んだのは当時のマウントゴックスの社長であるマルク・カルプレスだという見方でほぼ確定していたのですが、なんとここにきて真犯人とされる人物が逮捕されました。

その真犯人がなんと仮想通貨取引所「BTC-e」の関係者であるというのです。

 

 

まさかの急展開で真犯人とされる人物が逮捕

捕まったのはアレクサンダー・ヴィニクというロシア人男性で、7月26日にギリシャにて現地警察に逮捕されました。

 

 

逮捕の詳細情報

7月27日未明、午前2時52分、マウントゴックスから消失したとされるビットコインの独自調査機関WizSecが、マーク・カルプレス被告の犯罪を否定する新たな証拠を掴んだと発表した。

真犯人として浮上したのは、26日にギリシャで逮捕されたアレクサンダー・ヴィニクの偽名を名乗る38歳の男。ビットコイン取引所BTC-eの運営者のひとりとして知られる。2011年からBTC-eを通じ、ビットコインを用いた40億ドルの大規模マネーロンダリングを組織的に行ったと米当局、ギリシャ警察の共同声明は述べた。サイバー犯罪の規模としては、最も大きな部類になる。

参照:Mt.Gox、ビットコイン消失事件の真犯人が浮上 ギリシャで逮捕の男

 

ヴィニクはブルガリアにある世界最大規模の取引所である「BTC-e」の関係者であるとの報道があり、ビットコイン業界に大きな波紋を呼んでいます。

今回アレクサンダー・ヴィニクが逮捕されたのは、WizSecというビットコインの独自調査機関の調査によって彼がマウントゴックス社から紛失したビットコインを所持してるという確実な情報を得たためだそうです。

2014年段階では仮想通貨のシステムを理解している人も多くありませんでしたが、仮想通貨に関しての情報が広がったために世界の法執行機関がビットコインの移動履歴を追跡できる状況になったため逮捕まで至りました。

 

ビットコインを盗み出した方法は、ヴィニクがマウントゴックス社のウォレットの秘密鍵を手に入れ、そこから自身が運営に関わるビットコイン取引所「BTC-e」のウォレットとヴィニク個人のウォレットにビットコインを移動させました。

盗み出したビットコインの額はなんと65万BTC。

当時の価格にして約120億円の額になり、現在のレートに換算すると約2000億円にのぼります。

BTC-eに移したビットコインはその後の仮想通貨や外国通貨に換金されてマネーロンダリングが行われていたそうです。ヴィニク個人のウォレットにあるビットコインはまだ保持しているのでしょうか?

まだ逮捕された直後なので詳細は分かっていませんが、マウントゴックス事件に関する大きな進展と言えるでしょう。

 

アレクサンダー・ヴィニクとはどんな人物?

アレクサンダー・ヴィニクとは偽名だそうで、本名などはまだ分かっていません。写真を見る限り年齢は30代半ば~40代前半といったところでしょうか。

分かっているのは「BTC-e」の運営に関わっていたということです。

ヴィニクが今回逮捕されたのは「マウントゴックス社から消失したビットコインをマネーロンダリングに使用した張本人」という立件内容でした。

ハッキングに関しての追及は行われておらず、ハッキング犯は別に存在する可能性があります。

しかしヴィニクが逮捕されたことにより、芋づる式に関連人物が検挙されることになるでしょう。

 

BTC-eが7月26日から業務停止中

 

ヴィニクが運営に関わっているとされる仮想通貨取引所「BTC-e」ですが、逮捕された26日の数日前から業務を停止しています。

ヴィニクの逮捕情報が事前に通知されていたためか、逮捕前から業務を停止していて現在でも再開していません。

 

このBTC-eですが、現在Bitstamp,やBTCChinaと並び世界の取引所の中でも有数の取引量を誇るブルガリアの取引所です。そんな大規模の取引所が業務停止しているため多くの利用者に影響が出ています。

2014年当時はマウントゴックス社が世界最大の取引所だったので、そこのビットコインを大量に入手したために現在の地位を手に入れたということでしょうか。

BTC-eは偽名での利用が可能な取引所ということもあって多くの利用者に愛用されていましたが、その背景には今回の事件があったのかもしれません。

5~10日で業務を再開するとの発表があったそうですが、このままスムーズにこれまでの業務に戻るのは難しいでしょう。

 

マウントゴックスから消失したビットコインは持ち主に戻るの?

ユーザーが最も気になるのは、今回真犯人とされる人物が逮捕されたことによってマウントゴックスに預けていたビットコインが戻ってくるかどうかでしょう。

しかしながらビットコインが返還されるかどうかについては今のところまだ分かりません。

情報を見ているとマウントゴックスからヴィニクとBTC-eにビットコインが流れたのはほぼ間違いないでしょうが、ヴィニク1人の犯行ではないのは確かなので、今後関わった人物たちが逮捕されて有罪になり状況が整理されるまでは返還は行われないでしょう。

有罪になっても全額戻ってくるかは分かりません。

恐らく数年単位の長い期間を経て真実が明らかになっていくでしょうから、マウントゴックスに預けていた人は信じて待つしかありません。

 

マウントゴックスの社長マルク・カルプレスは無罪?

 

今回の件で一番喜んだのはマウントゴックスの元社長であるマルク・カルプレスではないでしょうか。

彼は現在法廷に立っていて、「私電磁的記録不正作出の容疑」と「同供用容疑業務上横領の容疑」裁判中です。2つの容疑で逮捕されたために「ビットコインを盗んだのはマルク・カルプレス」だと世間に認識されているため、今回の逮捕で矛先が大きく変わったことで一安心しているでしょう。

しかし、現在の裁判で争われている被害額は3億円と、消失したビットコインの額とは大きな差があるので別の件で立件されている可能性が高いです。したがって、85万BTCを盗んだ容疑は晴れるでしょうが、無罪になるかどうかは別の話になりそうです。

 

まとめ

真犯人が逮捕されましたがまだマウントゴックス事件の全てが解決したわけではありません。

ハッカーの存在やBTC-eがどのように関わっていたかなど、まだまだ不明な点が多々あるので一刻も早い情報開示を待つばかりです。

しかしながら確実に解決への一歩を踏み出したようには感じるので、今回の件は前向きに捉えた人が多いのではないかと思います。

日本ではまだまだ「怪しい通貨」と見られているビットコインですが、課題を一つ一つ解決することで誰もが認める通貨としての道を歩んでくれると信じています。

 

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